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Web制作に関わる人の役割とスムーズな進行方法 コラム詳細Column Detail

Web制作に関わる人の役割とスムーズな進行方法
2022-05-12
1つのWebサイトを制作するには、非常に多くの人が関わってきます。Webサイト公開までに決めること、やることは膨大です。
複数の人が関わるWebサイト制作をスムーズに進行させるためには、制作者の中でも「Webディレクター」の役割は大きく、さらに依頼主と制作者側との「協力体制」を構築することが非常に重要になってきます。

Web制作に関わる人と役割
Web制作に関わる人は、次の通り。ここでは、多くのサイト制作で携わるクリエイターを紹介しています。

プロジェクト次第では、別途、プロモーションや予算管理まで担う「プロデューサー」や企画専門の「プランナー」などが関わるケースもあります。

1.Webディレクター
Webサイト制作の総指揮を執るのは「Webディレクター」です。依頼主の窓口もディレクターが担います。
依頼主の希望を聞き入れ、品質を担保し、成果が出せるサイトを構築するためには、Webディレクターの役割が非常に大きいといえます。

2.エンジニア
「エンジニア」は、Webサイトのシステム面を担う人のこと。この後、説明する「コーダー」は目に見える部分の設計を行う人ですが、エンジニアはサイトの根幹や目に見えない裏側のシステムの設計や構築をします。

3.Webデザイナー
Webサイトの見た目をデザインをする「Webデザイナー」。見た目の良さのみならず、ユーザーが扱いやすく、わかりやすいサイトにするためにも、Webサイトにおけるデザインは重要です。

4.コーダー
Webデザイナーが起こしたデザインを形にするのが「コーダー」です。画像やテキストに動きをつけたり、ボタンを押して別のページに遷移させたりする仕組みの実装も行います。コーダーは、Webデザイナーやエンジニアが兼任するケースもあります。

5.Webライター
「Webライター」は、Webサイトのテキストやキャッチコピーを作る人です。読みやすいテキスト、読む人に刺さりやすいコピーを作ることは、Webサイトのクオリティや成果にも直結します。

Webサイト制作は「住宅建築」のようなもの
このように、多くの役割を持った人が関わるWeb制作。プロジェクトによって順番に前後はありますが、ざっくりとしたフローは次のようなイメージです。

  • 1. ディレクターによるヒアリング
  • 2. ディレクターとクライアントによる企画
  • 3. ディレクター中心にサイト設計
  • 4. エンジニアによるシステム組
  • 5. Webデザイナーによるデザイン
  • 6. Webライターによるライティング
  • 7. コーダーによるコーディング
  • 8. 公開

Webサイトの制作フローは、住宅の建築に似ています。

依頼主の意向を聞き入れ、まずは設計。続いて、基礎、柱、梁と組み立てていき、外観・内装を仕上げていく……この過程では、設計士や大工さん、コーディネーターなど様々な人が携わります。

Web制作に置き換えると、まず現場監督と設計士の役割を担うのが「Webディレクター」。基礎部分の構築を担うのが「エンジニア」、仕上げるのが「デザイナー」「コーダー」「Webライター」というイメージですね。

Webサイトは、色々な人・工程・技術のうえに成り立っているのです。

「依頼主」が決めるべきことも多い
住宅の建築で施主が間取りや壁紙、床材など仕様や素材を決めるように、Web制作においても依頼主が決めるべきこと・判断すべきことはたくさんあります。

  • ターゲット
  • 予算
  • ページ構成
  • 機能
  • デザインテイスト

制作者側からももちろん提案はするものの、それにはまず依頼主の希望や意向を知る必要があります。中には、ご予算など制作者側では決めかねることもあります。

依頼主に判断が迫られるのは、制作前だけではありません。制作中にも、随時、確認および制作者側とのすり合わせをしてこそ、希望通りのWebサイトが制作できるものです。

さらに、制作するサイトで売ろうとしている「商材」や「情報」、Webサイトを作る「目的」などについても、制作者側とよく認識を合わせておくことが大切です。

スムーズな進行には制作者と依頼者の“協力”も不可欠 Webサイト制作に関わる人は、各々、自分の独断で動いているわけではありません。依頼主の希望を叶えるために、多くの人が1つの目標に向かって業務にあたっています。

「制作を依頼する」というと「すべてを任せる」という気になってしまうものかもしれません。しかし、良いサイトを制作するため、そして目的を達成するためにも、関わるすべてのクリエイターの見る方向を揃え、依頼主と協力して構築を進めていくことが不可欠なのです。

とくに、制作の総指揮を執るWebディレクターに意向・希望を伝え、認識を合わせておくことは非常に重要だといえるでしょう。

住宅の建築でも、大工さん、水道屋さん、内装屋さん……すべてと打ち合わせをするわけではありません。Webサイト制作に関わる人は多いものの、Webディレクターにさえしっかり意向・希望が伝わっていれば、システムもデザインも希望通りかつ一貫したものになるものです。

  • 決めるところはしっかり決める
  • 必要な情報・素材はあらかじめ提供する
  • 制作者と対話をする

弊社でも、クライアント様におかれては、スムーズな進行のため良いWebサイト構築のため、上記のようなことをぜひご協力いただきたいと考えています。

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